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ゲーム業界の市場規模比較

 モバイル市場は家庭用ゲーム市場の1.6倍!

ゲーム業界と一括りに言いがちですが、その構成は様々な形に細分化されています。一つはスマートフォンやフィーチャーフォンをプラットフォームとしたモバイル市場。もう一つは据え置き型ゲーム機(PlayStationやWii)や携帯型のゲーム機(PlayStation VitaやNintendo 3DS)を含む家庭用ゲーム市場。ほかにもゲームセンター市場なども含まれます。

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その中でも、最近のゲーム市場の主流であるモバイル市場と家庭用ゲーム市場の売上規模を比較したデータが右上のグラフ。家庭用ゲーム機市場が4540億円なのに対し、モバイル市場は7350億円にも達します。すなわちモバイル市場が家庭用ゲーム市場の1.6倍にまで拡大しているということが見て取れます。

2011年当時の調査をまとめたデータのため、現状ではモバイル市場はもう少し縮小していることが考えられますが、それでもモバイル市場の優勢は変わらないでしょう。スマートフォンの普及によってモバイル向けゲームが爆発的にヒット。普段ゲームをしない人でも気軽に楽しめる環境が整ったことが、市場拡大に拍車を掛けています。

 家庭用ゲーム市場は縮小傾向に

2011年度の家庭用ゲームの総売上は4540億円。2010年度から約10%未満の減少となっています。またゲーム機(ハード)の総売上は約1900億円と前年のほぼ横ばい。ソフトの総売上は2600億円と約10%近くも減少しています。

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家庭用ゲーム市場は新ハードの登場やキラーコンテンツとなるソフトの発売によって、売上が大きく変動します。ただしiPhoneが台頭し始めた2008年以降は連続して売上が減少。ゲーム市場のシェアがスマートフォンに大きく奪われていることが伺えます。

 対照的に、モバイル市場は右肩上がりの二桁成長

モバイルゲームは大きく分けて、Webサイトに接続して遊ぶブラウザゲームとアプリをダウンロードして遊ぶネイティブゲームに分類されます。いずれもスマートフォンの普及によってゲームが身近になったことにより、2004年以降から二桁成長を持続しています。

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ただし「コンプガチャ騒動」によって規制が強化され、これまでのような金のなる木という状況ではなくなってきています。もともとソフト開発の参入障壁が低いため、どこかで見たような類似ゲームが続発。面白いゲームが作れないメーカーが淘汰される時代へと突入するなど、モバイルゲーム市場は新たな局面へと進んでいます。

 新興市場で未経験者の流入も多いモバイル市場は転職のチャンスが!

両者の市場を転職という面で比較すると、経験者を求める傾向にある家庭用ゲーム市場に対してモバイル市場は未経験者から経験者まで幅広く受け入れる裾野の広さがあります。新興市場で人手不足なメーカーも多く、開発系の専門職であってもまずは受け入れて自社で育てる方針の企業は少なくありません。

ゲームそのものの品質やオリジナリティーが問われ始めているモバイル市場では、たとえ異業種・異職種の人材であってもあえて受け入れて斬新なアイデアを取り入れる柔軟さも。転職を考えた場合、よりチャンスが多いのは依然モバイル市場であることが言えます。

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