ゲーム業界キャリアパス解説
CASE1:業務系SEからモバイルゲーム開発へ
モバイルゲームで使われている主流の開発言語はRuby on Rails。一般的な業務系システムでもJavaからRubyへ切り替えようという動きは多く見られるので、その分Javaエンジニアにとっては乗り換え環境が整っていると言えます。
またAndroid系スマートフォンのアプリもJavaベースで作られているので、Javaエンジニアの技術転用は全く問題ないと言えます。結論として、全然畑違いと思える業務系SEからモバイルゲーム開発へのキャリアチェンジは、思ったよりもハードルが低そうです。

CASE2:Webデザイナーからソーシャルゲーム開発へ
モバイル、タブレット、PCとマルチデバイス化が進むにつれて、Web業界ではHtml5とJavascriptの重要性がますます高まっています。
実はソーシャルゲームでも、Html5やJavascriptによる開発が主流となってきています。特にフィーチャーフォン(ガラケー)で既にリリースしているゲームのスマートフォン移植では、Html5が高い再現性と生産性を発揮しており、Html5のスキルを持った人材のニーズが高騰しています。Html、CSS、Javascriptを日頃から扱うWebデザイナーやマークアップエンジニアであれば、ソーシャルゲーム開発への門戸は大いに開かれていると言えるでしょう。

CASE3:マイコン・組み込み系技術者からiPhoneアプリ開発へ
マイコンや組み込み系の開発はほとんどがC言語によるものです。iPhoneのアプリはObjective-Cといって、C言語の発展系言語で開発を行います。
iPhoneアプリのあまりの人気に、Objective-Cの基礎を学ぶためのC言語教育が人気を博しているほど。従って新たにCを学びたいという方にとっても、キャリアチェンジのハードルが下がってきています。

CASE4:アプリケーション開発エンジニアからアーケードゲーム開発へ
ゲームセンターのゲーム、俗にいうアーケードゲームのソフトはC++で開発されることが多くあります。C++といえば、ワープロや表計算のようなアプリケーション開発で多く使われていた言語。
Web主流の時代にあって、アプリケーション開発言語の主役はJavaやC#へと移り変わってきていますが、C++の開発経験やスキルをお持ちの方であれば、アーケードゲームのプログラム開発というキャリアチェンジが可能となります。
