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SEOエンジニア

SEOエンジニアとは、企業のホームページを検索結果の上位に来るようにそのホームページを編集する人のことです。SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語で「検索エンジン最適化」を訳され、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定の言葉を検索した際に、自分のサイトが上位に来るように細工をすることを指します。SEOエンジニアという職種は歴史が浅く、定義づけが明確にされているわけではありませんが、システムエンジニアやプログラマをしながら自社のホームページをSEO対策しながら編集する人、コンサルタントとして他社のSEO対策を請け負う人などをいいます。

SEOエンジニアにはどうやったらなれる？

近年企業のSEO対策への関心は高まり、SEOエンジニアが供給不足であると言われています。新卒・未経験でSEOエンジニア職を採用している企業も散見されますが、少なくともhtmlやcssなどのプログラミングスキルが必須となるため、システムエンジニアやプログラマを経験した後にSEOエンジニアと名乗る場合が殆どです。自社のSEOエンジニアリングしかしていない人は、他の業務を兼任している場合も多いです。

鷲頭教授の「お仕事のミソ」

何故……何故だっ！グーグル先生よっ！！

お、グーグル先生に不満かい？ならば鷲頭先生に話してごらん。

それが、俺、最近レンタルサーバーを借りて自分のホームページを作ったんです、将来フリーの凄腕システムエンジニアになった時のための宣材として。でも、「凄腕　フリー　システムエンジニア」って検索してもGoogle検索で圏外で…挙句「獅子山　システムエンジニア」って検索しても圏外で…。これじゃあ誰も俺という素晴らしい逸材を発見することが出来ないですよ。

なるほど…お！待て待て、「獅子山　落ちこぼれ」で検索したらヒットしたぞ！

先生、羽根もぎ取るよ？

ふふ、冗談だ。実際に検索しても君のホームページはヒットしなかったよ。
さて、君のように自分のホームページを検索結果の上位に持っていきたい人を助ける仕事がSEOエンジニアだ。そもそもSEOとは企業の広告活動に起因する。ネット社会が成熟し、インターネット上で行う広告活動が実際の収益につながるようになり、テレビやラジオのCMなどに莫大なお金をかけずとも安価で自社のサイトを人々の目に晒すことで広告ができる、「検索」という仕組みを利用した一つの広告手法といえる。
しかし、検索結果の表示というのは実に奥が深くてね、何もしなければ獅子山君のホームページのように「なぜこんな限定的な検索語句でも出てこないんだ？」という事態はザラなのだ。まして「靴　安い」とか「おしゃれ　服」といったありきたりな語句で検索結果上位を目指すのは相当なテクニックが必要だ。ゆえにSEOエンジニアはこれからも需要のある職種であり続けるだろうね。

SEO…そんなにムズかしいものだったなんて…でも、SEO対策のテクニックってそんなにいっぱいあるものなんですか？やることなんて一色単になっちゃうような。

基本的なテクニックは不変的だろうな、URLやサイトのキーワードを意識する、とか。しかし検索エンジンの結果表示方法というのは常に変化するものなのだ。故に他のサイトと差別化を計っていくには「継続的に検索エンジンの結果算出方法を分析する」ことが重要だ。これは時間も手間もかかる作業だからね、SEO専門のエンジニアが需要を得るのだ。
また、そのサイトの属性によってもSEO対策は変わってくる。小売を行いたいショッピングサイトなのか、ビジネスチャンスを呼び込みたい企業サイトなのか、どういう語句でどういう人を呼び込みたいのか、目的によってそれぞれに適したSEO対策というのがあるのだ。

具体的にはどんなやり方があるんですか？早速俺のサイトで実験してみたいです！

まず知っておくべきことは、SEO対策は「内的施策」と「外的施策」という二つの種類に分けられるということだ。
内的施策とは、サイトのソースやデザインを編集してSEOの向上を図ることだ、先ほども言ったURLやキーワードの最適化だったり、コンテンツを充実させたり。
外的施策とは、サイトとは別の場所で何かを行いSEOの向上を図ることだ、有名なのはサイトの被リンク、つまり他のサイトでSEOを向上させたいサイトのリンクを載せるのを増やす手法などだね。被リンクを増やすのは人脈などが必要だし、内的施策の方も君レベルで出来ることはすぐに実行可能だか、それで得られる効果は高くないだろう。
本気でやりたいなら、htmlやcssのプログラミング知識を学んで、サイトのソースから変えていく必要があるだろうね。

そうですか…。凄腕フリー・システムエンジニアのとしての独り立ちは遠い道のりですね。…お！「鷲頭」って検索したらなんだか運を全部持ってかれそうに…。