先生、週末御殿場に行ってきたので「お土産」です！

お、ありがとう。むむっ、このメロンパンは、まさか…？！

そうですっ、海老名サービスエリアのメロンパンですっ。

おー！美味なり。…そういえば2年前の夏休み家族旅行、河口湖に行きたいとダダをこねる妻と子を無視して、これを寄り道で買いたいが為に小田原に行ったっけ…。帰りはスネた妻と子がロマンスカーで帰ってしまって、私一人だけで車で帰ってねぇ…。

ダダこねたのもスネたのも先生じゃねーか。休日に空回りするダメパパの典型ですね。

そうだな、反省してる！
サービスエリアにちなんで、今日はサービスエンジニアという職業の紹介でもしようか。サービスエンジニアのサービスは、「アフターサービス」や「カスタマーサービス」のそれと理解してもらうとわかりやすい。お客さんが製品を買った後、その点検や修理を行うというサービスだ。街の電気屋さんや自転車屋さんのIT版、とでも言えばわかりやすいだろうか。
未経験でも可、というサービスエンジニアの求人が散見されるが、特定の情報機器専門のサービスエンジニアとして雇用されることが殆どなので、知識や技術を学ぶには入社後の研修で1,2年勉強すれば十分戦力になる場合が多い。保守や点検はマニュアルどおりにやれば良いし、修理も直せないような複雑なものは買い替えを促せばいいからな。
しかし、継続的にサービスエンジニアを続けるためには＋αが必要だと私は考える。例えば、保守以上のサービスを提供すること。継続的に契約しているお客さんと付き合っていると、相手が口に出さないサービスのニーズというものが見えることがある。その時に、自社の営業係と一緒に新たな製品の導入を促したりすれば、サービスエンジニアとしての株が上がる。他には、誰にも直せないと思うような故障を直してしまうほどに技術力を高めるなど、エンジニアという名の「職人」として＋αの業務に取り組む人が、サービスエンジニアの鑑だと考える。

職人、ですか。人が直せないものを直しちゃうってカッコイイですよね。

うむ、まあ製品が故障した際に新しい製品を買ってもらうような営業テクも重要な場面があるから、打算的に動くべき部分もあるんだけどね。単純作業が多いイメージも多からずあるが、高級なサービスエンジニアになると年収1000万円以上稼ぐ人もいる。より複雑で専門的なケアが必要な機器を扱っていたり、海外にも営業先に持っていたり、業務効率がべらぼうに良かったり、腕と意図次第で稼げる可能性がいかほどにも広がるのがサービスエンジニアだ。最近では国内の外資系企業を相手にできるように語学力を磨くサービスエンジニアも増えているそうな。
故障が起こった際などは、臨時対応をしなければならない時は時間的制約を受ける場合が多いようだが、保守などの定期業務をこなす範疇では時間的制約はあまりないようだ。一日で何件回る、というのはある程度自分で設定できる雇用形態の企業が多く、作業が早く終わったらその分余暇もできるからな。フランチャイズで自宅開業という形態ができる企業もある。
情報機器の複雑化に伴い近年、専門性を備えているサービスエンジニアの需要は高まっているといわれている。この世にITがある限り需要があり続ける職業だから、興味があったら是非ともチャレンジしてほしい。

お客さんの気持ちを汲み取り、的確なサービスを提案していくのが肝、っと…。先生もご家族の気持ちを理解して最適な家族サービスをできるようになんなきゃね！

うむ、今年こそは河口湖へ家族旅行に行くよ！

お土産は信玄餅でお願いします☆