
社内SEの短所その1:スキルアップの難しさ
経営的知識を得る機会が増える社内SEですが、エンジニアとしての技術力はSIerよりも向上できる機会が少ないといえます。毎日システム開発に取り組むSIerと違い、社内SEは有事のみに開発業務に従事(しかも殆ど外注頼り)し、平時はシステムの運用や管理、トラブルシューティングが主な業務ですので、必然的に技術を磨く機会は減るでしょう。最も、外注に回すよりも自分で作ったほうが効率が良い場合などは積極的に開発を行って、腕を鈍らせないような努力をすることもできます。
社内SEとは、そもそも「発注者」として上流工程にいるべき存在です。企業が発注するシステム開発の責任を負い、そこから生まれる収益を最優先に考えなければなりません。SEという冠を頂きながらも、「経営的観点」を重視して業務に携わるべきといえます。
社内SEの仕事